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ご由緒
蓮成院は来迎院の子院の一つである。蓮成院に残る客殿は、梶井門跡であった昌仁法親王が政務をおこなった建物であると伝わる。客殿内には、近代に京都で活躍した京都画壇の画家たちによる襖絵や屏風が飾られ、持仏堂には、法親王の念持仏であると伝わる平安時代の毘沙門天立像などがおまつりされている。
巨匠たちの絵画と皇族の祈りを受け止めた仏さまが共演する
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れんじょういん
京都府京都市左京区
かつて梶井門跡が執務を行う建物を移築したという客殿には、近代京都画壇を代表する画工たちが絵筆をふるいます。まるで美術館のような美しい空間が室内に広がります。
蓮成院の客殿は、梶井門跡最後の門主である昌仁法親王の仮御殿として現在の三千院の境内に建立されていたという。その後、現在の地に移築されたという。客殿の入り口である玄関をあがると、あず明治時代の画家である川北霞峰と川村曼舟による襖絵が出迎える。廊下を進むと、かつて法親王の謁見の場所として使用されていた上の間と下の間の2つの部屋にたどり着く。下の間は、鈴木松年や木島櫻谷の屏風や西山翠嶂の襖で彩られている。法親王が座る場所であった上の間は、天女の姿を描いた菊池契月の襖絵で荘厳されている。
かつて昌仁法親王の仮御殿と伝えられている通り、廊下を進むと持仏堂にたどり着く。持仏堂におまつりされているお像や荘厳具は法親王が日ごろ使用していたものであったと伝わる。なかでも、厨子の内部におまつりされる毘沙門天立像は近年の調査で平安時代に造立された貴重な像であるとして、注目されている。
学生レポート
立命館大学生命科学研究科1年
ご由緒
蓮成院は来迎院の子院の一つである。蓮成院に残る客殿は、梶井門跡であった昌仁法親王が政務をおこなった建物であると伝わる。客殿内には、近代に京都で活躍した京都画壇の画家たちによる襖絵や屏風が飾られ、持仏堂には、法親王の念持仏であると伝わる平安時代の毘沙門天立像などがおまつりされている。
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