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山上に様々な仏様がおわす和泉国屈指の霊山

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せふくじ

施福寺

大阪府和泉市

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大阪府と和歌山県にまたがる和泉山脈を構成する槇尾山に、古代からの信仰を伝える和泉国屈指の古刹・施福寺が伽藍を構えています。古代には海上交通の祈りの聖地として人々が祈りを捧げていました。西国三十三所巡礼の第4番札所でもあり、霊山を彩る四季折々の美しい景色に囲まれながら多くの参拝者が施福寺へ集います。

巡りポイント

約1 kmの険しい参道を登った先に建つ堂々たる本堂には、豊臣秀頼公が再興されたと伝わる御本尊・弥勒如来様をはじめ、西国三十三所巡礼の札所本尊である十一面千手千眼観音様や施福寺までの険しい道のりに難儀されていた花山法皇を助けたと伝承されている馬頭観音様、悪い方角を良い方角へ変えてくださる日本唯一の方違大観音様など様々な仏様がおまつりされています。槇尾山の山上には、古代以来の施福寺の歴史を伝える仏様の世界が広がっています。

仁王門・木造仁王立像

  • 仁王門・木造仁王立像
    仁王門
  • 仁王門・木造仁王立像
    吽形立像
  • 仁王門・木造仁王立像
    阿形立像
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豊臣秀頼公が寄進した門でにらみを利かせる屈強な仁王様

施福寺本堂へ続く参道に建つ仁王門は、宝暦8年(1758)に再建された建物である。一層目の左右には鎌倉時代に造立されたと考えられている仁王像をおまつりしている。

 

仁王像は、向かって左側に阿形立像を、向かって右側に吽形立像を安置している。通常は向かって左側に吽形立像を右側に阿形立像をおまつりするため、通常とは逆の配置である点が珍しいという。また、吽形像は右手を高く上げ親指と人差し指を曲げて輪をつくり左手に宝棒を持つお姿をとり、阿形像は右腕で金剛杵を担ぐお姿をされている。このお姿は、奈良東大寺の南大門におまつりされている仁王像(国宝)と同じ姿であり、全国で4例のみの珍しいお姿であるという。

感想■たくましい筋肉を誇り凛々しく立つ仁王様の姿に、自然と背筋が伸びる感覚を覚えました。これより先は仏様の霊地であり、信仰の中心地であるということを胸に抱きながら、本堂へ歩みを進めました。

本堂へ続く参道(観音八丁)

  • 本堂へ続く参道(観音八丁)
  • 本堂へ続く参道(観音八丁)
  • 本堂へ続く参道(観音八丁)
  • 本堂へ続く参道(観音八丁)
  • 本堂へ続く参道(観音八丁)
  • 本堂へ続く参道(観音八丁)
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険しい参道を声を掛け合いながら登る

本堂まで続く参道は「観音八丁(かんのんはっちょう)」と呼ばれ、約1 kmほどの険しい道のりが続く。仁王門からしばらく進むと、左右に石垣が残る場所にたどり着く。この石垣はかつて施福寺を構成していた子院(坊)が建っていた場所であり、このような子院が往時には数多く存在し多くの僧侶たちが生活していたという。しかしながら、織田信長による焼討ちなどの戦乱や災害の影響などにより現在は石垣やいくつかの子院を残すのみとなっている。

感想■険しい参道を登ると見えてきた石垣の幽遠な雰囲気に息をのみました。和泉国屈指の霊山として多くの僧侶たちが修行に励んだ歴史を苔むした石垣が伝えているように思いました。また、参道をすれ違う参拝者の方々と互いに「がんばれ」「もう少し」と声を掛け合いながら登ったことが心に残っています。自然と元気がでるような、あたたかい気持ちを胸に抱きました。

姿見の井戸・愛染堂(弘法大師御剃髪所跡)・弘法大師御髪堂

  • 姿見の井戸・愛染堂(弘法大師御剃髪所跡)・弘法大師御髪堂
    姿見の井戸(手前の板の下)
  • 姿見の井戸・愛染堂(弘法大師御剃髪所跡)・弘法大師御髪堂
    愛染堂(弘法大師御剃髪所跡)
  • 姿見の井戸・愛染堂(弘法大師御剃髪所跡)・弘法大師御髪堂
    弘法大師御髪堂
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弘法大師が剃髪された歴史を伝える

本堂まで続く参道の四丁目の場所に姿見の井戸が伝えられている。この井戸には、弘法大師空海が槇尾山で得度され剃髪された際に、ご自身の姿を井戸の水面に写したという伝承が伝えられている。

 

しばらく参道を登ると、愛染堂にたどり着く。愛染堂は、弘法大師が剃髪された場所と伝えられている場所に立つお堂で、堂内中央に愛染明王様をおまつりしている。

 

愛染堂から本堂まで続く階段を登ると、弘法大師御髪堂が左手に表れる。弘法大師御髪堂には、弘法大師が剃髪された際の御髪がおさめられていると伝えられている。

感想■険しい参道を登る途中で弘法大師とゆかりの深い場所が複数伝えられていました。約1200年前に生きた弘法大師の痕跡が大切に今日まで伝えられていること、時を越えて弘法大師と同じ場所で仏様に祈りを捧げることができることに感動しました。

本堂

  • 本堂
  • 本堂
  • 本堂
  • 本堂
  • 本堂
  • 本堂
  • 本堂
  • 本堂
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山上に建つ堂々たる大堂

観音八丁と呼ばれる参道の先に建つ本堂は、弘化2年(1845)の山火事による焼失後、安政年間(1854 - 1860)に復興された建物である。本堂正面の天井近くには、信者の方々に寄進された大きな提灯や絵馬が掲げられている。

 

堂内は外陣と内陣に分けられており、極彩色の彩色や躍動感のある精緻な彫刻によって堂内が彩られている。

 

また、外陣と内陣の境には十二支の彫刻を施した蟇股が掲げられている。

感想■山上に建つ本堂の威風堂々たる姿に息をのみました。ただ登るだけでも大変な参道を、大きな木材や建築道具を持ちながら登り、大きな本堂を建てた先人たちの力強さに圧倒されました。

木造馬頭観音坐像

  • 木造馬頭観音坐像
  • 木造馬頭観音坐像
  • 木造馬頭観音坐像
  • 木造馬頭観音坐像
    奉納された馬の像
  • 木造馬頭観音坐像
    奉納された馬の像
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花山法皇を助けた「足守の馬頭観音さま」

本堂内陣に入り、まず最初にお参りする仏様が馬頭観音様。頭上に馬の顔を乗せ、目を見開き忿怒の表情を浮かべる3つの頭、宝棒などを持つ8つの腕、足の裏をこちらに向けるお姿が特徴的な観音菩薩様である。

 

施福寺には馬頭観音様にまつわる逸話が伝えられている。

今から約1000年前、観音菩薩の霊地を巡礼していた花山法皇は施福寺への参拝の途中、険しい山道に難儀していたという。その時、馬頭観音様が花山法皇を助け、施福寺まで馬が花山法皇を案内したという。この逸話にちなみ、境内には様々な姿の馬が寄進されている。

 

馬頭観音様の「馬」は人間の生命力を象徴しているという。また、こちら側へ足の裏を見せているお姿は、生命力の源は足であるということを私たちに伝えているお姿であると考えられている。

感想■ご住職様がお話しされた「足は健康の源」というお言葉が印象深く心に残っています。ご住職のお話を伺いながら、「最近、PCの前で作業していたり、電車や車に長時間乗っていたりとあまり自分の足を使って動いていないな」と気づかされました。まずは少しずつでも自分の足を使って散歩をしたり出かけてみたり、普段と違うことを行ってみようかなと馬頭観音様をお参りしながら強く思いました。

御本尊・弥勒如来坐像、木造文殊菩薩立像、木造四天王立像

  • 御本尊・弥勒如来坐像、木造文殊菩薩立像、木造四天王立像
    中央:御本尊・弥勒如来坐像、右:文殊菩薩立像、左:十一面千手千眼観音菩薩立像
  • 御本尊・弥勒如来坐像、木造文殊菩薩立像、木造四天王立像
    御本尊・弥勒如来坐像
  • 御本尊・弥勒如来坐像、木造文殊菩薩立像、木造四天王立像
    御本尊・弥勒如来坐像
  • 御本尊・弥勒如来坐像、木造文殊菩薩立像、木造四天王立像
    御本尊・弥勒如来坐像
  • 御本尊・弥勒如来坐像、木造文殊菩薩立像、木造四天王立像
    文殊菩薩立像
  • 御本尊・弥勒如来坐像、木造文殊菩薩立像、木造四天王立像
    文殊菩薩立像
  • 御本尊・弥勒如来坐像、木造文殊菩薩立像、木造四天王立像
    多聞天立像
  • 御本尊・弥勒如来坐像、木造文殊菩薩立像、木造四天王立像
    持国天立像
  • 御本尊・弥勒如来坐像、木造文殊菩薩立像、木造四天王立像
    広目天立像
  • 御本尊・弥勒如来坐像、木造文殊菩薩立像、木造四天王立像
    増長天立像
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秀頼公が寄進した大きな仏様がおわす

本堂の中央には、施福寺の御本尊である弥勒如来様がおまつりされている。金色のお身体に、右の手のひらをこちらに向ける施無畏印、左の手のひらを下に向ける印相を結ぶお姿が特徴の仏様である。弥勒如来様は、釈迦如来様の入滅後、約56億7000万後に現れるとされ、未来仏として信仰を集めている。織田信長による焼討ちの後、豊臣秀頼公により再興された際に造立されたお像であると考えられており、弘化2年(1845)の火災による被害も逃れた仏様であると伝えられている。古来より本堂内の厨子の中に秘仏としておまつりされていたが、お参りいただいた方々に是非そのお姿を拝んでいただきたいというご住職の想いから、お厨子から出しておまつりされている。

 

弥勒如来様に向かって右側には、脇侍として文殊菩薩様がおまつりされている。右手で剣を持ち、左手で経巻を持つお姿で、頭髪を5つに結うお姿をされている。古代、行基菩薩が弥勒如来様の脇侍として文殊菩薩様を造立しおまつりしたと伝えられている。現在のお像は、弥勒如来様と同様に秀頼公による再興の際に造立された仏様であると伝えられており、厨子の内に秘仏としておまつりされていた。

 

弥勒如来様の四方には、四天王様がおまつりされている。向かって右奥に、右手に宝塔を左手に宝棒を持つ多聞天様、右手前に、右手に三鈷杵を持ち左手を腰に当てる持国天様、左奥に、右手で筆を持ち左手に経巻を持つ広目天様、左手前に、右手を腰に当て左手で槍を持つ増長天様がおまつりされている。四天王様も秀頼公による再興の際に造立された仏様であると伝えられており、お身体や身に着ける鎧に当時の彩色が多く残されている。

感想■「ぜひ施福寺の仏様を拝んでいただきたいとの想いで仏様を厨子からお出しして、写真撮影もOKとしている」というご住職の想いに胸が打たれました。多くの方々が仏様をお参りして感動して帰られており、仏様との距離感の近さが施福寺の信仰の魅力であると強く思いました。

木造十一面千手千眼観音菩薩立像

  • 木造十一面千手千眼観音菩薩立像
  • 木造十一面千手千眼観音菩薩立像
  • 木造十一面千手千眼観音菩薩立像
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凛々しい立ち姿が印象的な西国三十三所巡礼の札所本尊様

御本尊・弥勒如来様に向かって左側に、十一面千手千眼観音菩薩立像がおまつりされている。十一面千手千眼観音様は西国三十三所巡礼の札所本尊様であり、多くの巡礼者が祈りを捧げている。古代、行基菩薩の高弟である法海が弥勒如来様の左脇侍として十一面千手千眼観音様を造立し、現在のように弥勒如来様を中心とした文殊菩薩様、十一面千手千眼観音様の三尊の配置が完成したという。

感想■十一面千手千眼観音様に残る逸話が興味深かったです。その逸話を私たちの普段の生活に落とし込んでみると、私たちは見栄えが良いものがついつい「良いもの」として選んでしまいますが、本当に「良いもの」は、見栄え、つまり表側に良さが現れていないこともあるのだと思います。一方からのみで決めつけるのではなく、色々な視点からそのものの良さを見出していくことの大切さを伝えているのかなと観音様をお参りしながら考えました。

木造方違大観音菩薩坐像

  • 木造方違大観音菩薩坐像
  • 木造方違大観音菩薩坐像
  • 木造方違大観音菩薩坐像
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「変化はチャンス」 悪い方角を良い方角へ変えてくださる大きな観音様

御本尊様をお参りした後に出会う大きな観音様は、「方違大観音」として信仰を集める観音様である。悪い方角・方位を良い方角・方位へ変えてくださる観音様として古来より信仰を集めており、転宅や転勤、結婚、家の新築、旅行など、新しい変化の際にお参りする方々が多いという。

 

頭上には大きな宝冠を乗せ、左手に蓮のつぼみが入る水瓶を持ち、右手をそっと蓮のつぼみに添えるようなお姿をされている。もともとは、大きな台座の上におまつりされていたと伝えられているが、弘化2年(1845)の火災の際に、方違大観音様のお身体のみが助け出されたという。

 

また、方違大観音様の周囲には、奉納された絵写経が表装され、参詣の皆様の心が仏様を荘厳している。

感想■「変化はチャンス、チャンスは変化」というご住職のお言葉に感銘を受けました。これから学生から社会人へ進んでいく私たちにとって、様々な変化があると思います。その中で変化を恐れずに挑戦することの大切さを方違大観音様のお姿から学びました。これからの人生で悩んだときの拠り所としたいと思います。

施福寺でおまつりされている様々な仏様

  • 施福寺でおまつりされている様々な仏様
    二十八部衆立像
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    二十八部衆立像
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    二十八部衆立像
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    秘仏・馬頭観音像【非公開】
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施福寺の様々な信仰を伝える魅力的な仏様たち

本堂の後部には施福寺に伝えられてきた様々な仏様がおまつりされている。

 

壁面におまつりされている様々な仏様は、十一面千手千眼観音様の眷属である二十八部衆のお像である。様々な世界で活躍する善神であり、多様なお姿をされている点が特徴である。

 

御本尊様と丁度背中合わせとなる位置には、秘仏である馬頭観音様がおまつりされているほか、釈迦如来様の涅槃像がおまつりされている。涅槃像は80歳で入滅されたお姿を表していることから、長命の釈迦如来様をあやかり、施福寺では涅槃像をなでる健康長寿の信仰が伝えられている。

 

本堂の最奥部には、十一面千手観音様を中心に左に不動明王様、右に弁財天様、手前に慈恵大師良源様をおまつりしている。慈恵大師のお像は鎌倉時代に造立された仏様であると考えられている。

 

8つの腕に頭上に宇賀神様を乗せるお姿が特徴的な弁財天様は、もともとは、琵琶湖に浮かぶ弁財天信仰の篤い島・竹生島(ちくぶしま)の宝厳寺におまつりされていた仏様であり、雨乞いのための蓮華会の本尊として天正17年(1589)に造立された仏様であると伝えられている。

 

また、左右には伝教大師最澄様と弘法大師空海様のお像がおまつりされており、両者が同じ空間におまつりされている場所は珍しい。

感想■これほどまでに仏様に囲まれる空間は初めてでした。1体1体お参りしていると、それぞれの仏様の違いや多様さを感じ、施福寺で育まれた信仰の幅広さに驚きました。また、伝教大師と弘法大師が同じ空間におまつりされており、宗派を越えて様々な人々が集い祈りを捧げてきた施福寺の祈りの歴史を表しているように思いました。

report

学生レポート

立命館大学 博士課程

今回の訪問では、おまつりされているそれぞれの仏様のお姿には、それぞれ意味があること、そして、仏様のお姿を実際に見て参拝者の方々に感じていただくために、秘仏であった仏様を現在のように公開しているご住職の想いに感動いたしました。

最初にお参りした馬頭観音様は、足の裏をこちらに向けている珍しいお姿をされており、それは『馬力』という言葉や『第2の心臓』とも呼ばれる足が生命力を高めるために大切であるということを表しているとお聞きしました。観音八丁と呼ばれる参道を歩いて登り、最初に馬頭観音様をお参りし、無事にお参りできたことへの感謝と生命力をいただく。施福寺が伽藍を構える山の麓から仏様へお参りするまで、物事には全て意味があり、それらは繋がっているのだと感じました。

history

ご由緒

施福寺に伝えられている『槇尾山大縁起』(正平15年・1360年書写)によると、施福寺は欽明天皇の御代に、播磨国加古郡の行満上人により創建された古刹であり、槇尾山寺とも呼ばれていたという。

 

寺院の創建以前より槇尾山は霊地として知られており、奈良県の巻向山におわす航海の安全と戦勝を祈願する神である磐筒男神が当地に勧請されまつられたことから、「巻向山の神をまつる山(=尾)」として、古来は「巻尾山」の表記であったという。この勧請は、現在の奈良県から紀の川を通り大阪湾へ抜け、さらに加古川を通り分水嶺を越え日本海へ抜けて大陸まで続く古代の一大交通ルートの安全を祈願するためであったという。

 

9世紀前半頃にまとめられたとされる『日本霊異記』に記載のある「茅渟(ちぬ)の山寺」は施福寺のことであるとされ、槇尾山は古代より仏教が隆盛した霊山であった。役行者や行基菩薩、勤操、弘法大師空海が施福寺を訪れ修行に励んだと伝えられている。

 

中世には隆盛を極めたという。往時には70以上の坊が甍を並べ、多くの僧侶が修行に励んでいたという。天正9年(1581)、織田信長の兵による焼討ちにより全山焼失となったが、豊臣秀頼公により御本尊様をはじめと仏様や伽藍が復興された。江戸時代には徳川家と深い関係を有した。弘化2年(1845)、山火事により仁王門を残し伽藍は焼失してしまうが、御本尊様をはじめとする多くの仏様は助け出され、今日まで伝えられている。

 

西国三十三所巡礼第4番札所、和泉西国三十三箇所第1番札所、西国愛染十七霊場第15番札所、神仏霊場第52番札所として巡礼者が多く参詣に訪れる。

info

参拝情報

名称
槇尾山 仙薬院 施福寺
(まきのおさん せんやくいん せふくじ)
所在地
大阪府和泉市槙尾山町136
googleMAP
参拝時間
3月1日~10月末日:8:00~17:00
11月1日~2月末日:8:00~16:00
拝観料
〇入山料:500円(お一人あたり)
〇内陣参拝料:500円(お一人あたり)
宗派
天台宗
御本尊
弥勒如来
宝物殿
なし
アクセス
■公共交通機関
・和泉中央駅から南海バスに乗車、「納花」で下車(南海バス路線検索)
「納花」でチョイソコいずみに乗り換え「槇尾山」下車
・和泉中央駅から路線維持バス父鬼ルートに乗車、「槇尾学園前」で下車
「槇尾学園前」でチョイソコいずみに乗り換え「槇尾山」下車

「槇尾山」のバス停から本堂までは山道を30分ほど登ります。

■車
和泉中央駅から槇尾山駐車場まで約25分
岸和田和泉ICから約35分
駐車場
あり
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