history
ご由緒
飯道山は、修験道の開祖である役行者が、奈良時代の和同年間に飯道山の山上に杣人12人を連れてお堂を建て修験道上を開いたのが始まりである。そのとき、杣人が後から来る人が迷わないように、自らが持っていたお弁当のご飯粒を木に擦り付けて目印として残していったことにより、山を飯道山と呼び、山頂のお寺を飯道寺と呼ばれるようになった。このお寺は、鎌倉時代には普賢坊宝持坊と称し、江戸時代には比叡山延暦寺の末寺となり、寺号も惣持坊本覚院と改めた。明治25年に廃仏毀釈のより廃寺となっていた山上の飯道寺を継承するため飯道寺へ名を改め、飯道山の修験道の法灯を今に受け継ぐ。