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ご由緒
養老2年(718)、泰澄大師がこの地に創建した「三嶺山玉林寺」を起源とすると伝えられている。泰澄大師は白山権現の本地仏である十一面観音菩薩をまつったと伝わり、往時は36坊が軒を連ねる大寺院であったという。
貞元元年(976)、当地を訪れた慈恵大師良源が復興・整備し、背後の山は比叡山を、お寺の前の池は琵琶湖を偲ばせることから『霊地山長泉寺』と改称したと伝えられている。復興・整備が続く中、慈恵大師は当地で悪疫を鎮めるために護摩供を行い、参詣の人々の頭に護摩炉をかぶらせ灸をすえたという。この秘法は長泉寺の住職に受け継がれていたが、戦国時代までには廃れてしまっていた。しかしながら、戦国時代の住職・秀運法印の夢中に慈恵大師が現れ秘法を伝えたことから復興、長泉寺を構成していた子院のうち現在も法灯を伝える唯一の子院である中道院で受け継がれ、御夢想灸(ごむそうきゅう)または「すりばちやいと」として多くの人々の祈りを受け止めている。現在では毎年2月20日と3月2日に行われている。
