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ご由緒
天長7年(830)に淳和天皇の勅を受け慈覚大師円仁により星野山無量寿寺が創建された。ご本尊として阿弥陀如来像がおまつりされ、脇侍として不動明王や毘沙門天がまつられた。しかしながら元久年間に戦火を被ったが、永仁4年(1296)に尊海僧正が再興した。このころ、仏蔵坊・仏地坊・地蔵坊の三坊から構成されるようになり、それぞれ地理的条件から北院・中院・南院とよばれた。尊海僧正を慕い多くの僧侶が集い、関東天台宗の学問所・修行所として大いに栄えたという。戦国時代に扇谷上杉氏と後北条氏の戦乱に巻き込まれるが、第27世住職に就任した天海僧正や徳川家の援助により再復興された。境内には江戸城から移築された建築群など様々な文化財が伝えられている。
